マイルの基本

マイルを取り巻く仕組み

ここではマイルの基本を説明する。飛行機で旅行をすると、マイルがたまるということはご存知だろう。マイルとは約1.6キロメートルで、都市から都市への飛行機の移動距離を示している。

航空会社は利用者の固定化を目指して、マイルがたまるマイレージプログラムを開発した。マイレージプログラムとは、飛行機で移動した距離に応じて、マイルというポイントがたまる制度である。

このマイルを貯めると、無料で飛行機の旅行ができる。これを特典航空券という。なぜ航空会社がこんなことをするかといえば、一度自社の飛行機に乗ってもらったら、次回も自社を選んでもらうためである。

マイルを貯める目的は主に3つある。

1つ目の目的は、特典航空券を取得することだ。無料で飛行機に乗って旅行できる。そのためにマイルを貯めるのが普通だ。

2つ目ののマイルの使い道は、アップグレード特典だ。アップグレード特典とは、エコノミーのチケットを購入しつつ、マイルを使うことでビジネスクラスを利用する、という特典だ。あるいはビジネスクラスでチケットを買って、ファーストにアップグレードすることもできる。

そして3つ目のマイルを貯める理由は、ステータスである。ステータスとは頻繁に飛行機を利用するビジネスマンなどのための制度で、例えばエコノミーなのにラウンジに入れたり、優先搭乗ができたりする。

飛行機にのればマイルがたまる。遠くに行くほど、たくさんマイルがたまる。

また同じ航空会社に乗る方がマイルはたまりやすい。そしてマイルは基本的に航空会社ごとに別々である。日本航空のマイルは日本航空でたまる。またユナイテッド航空に乗れば、ユナイテッド航空のマイルがたまる。

マイルには有効期限がある。ほとんどの航空会社には有効期限があって、何年間か経過すると昔に飛行機に乗ったマイルが失効してしまう。だから、なるべくマイルを集中させる必要がある。

ここでクレジットカードが登場する。航空会社の特典航空券はとても魅力的なので、航空会社はクレジットカード会社と提携してマイルを飛行機搭乗以外でも提供するようになった。

例えば、毎日の買い物でカードを使うだけで、その1％がマイルとして貯まるなどの制度ができたのだ。

飛行機に乗るのは出張の多い仕事にでもついていなければ、旅行の回数には限りがある。しかしクレジットカードなら、誰でも日常生活でマイルを貯められる。そしてマイルを貯めることで、無料で旅行にいけるのだ。