マイルを貯めて、無料で旅行ができる制度がマイレージプログラムだ。このプログラムは航空会社がそれぞれ独立して運営している。
また航空会社はクレジットカード会社と提携して、飛行機に乗らなくてもマイルが貯められる仕組みを作った。
マイルを効果的に貯めるためには、航空会社とクレジットカードの他に、もう一つ考慮すべきことがある。それはアライアンスだ。
アライアンスとは航空会社のグループのようなもので、アライアンスが同じだと別々の航空会社のマイルを貯めたり、あるいは特典航空券を別の航空会社で利用することができる。
これを踏まえて、マイレージプログラムの選び方を解説する。
主に3つのアライアンスがある
マイレージプログラムでも選択と集中が重要。なぜなら、マイルが分散すると、せっかくマイルを貯めても特典航空券がもらえない。またマイルには有効期限があるから、旅行にいくために十分なマイルが貯まる前に、失効してしまう。
アライアンスは主に3つある。ということは、3つのマイレージプログラムに入ればいい。逆に言うと一般的には3つ以上に入るべきでもない。 ほぼ全ての航空会社は、どれかのグループに属する。チェックインカウンターで3枚のマイレージカードを見せれば,どれかに貯められるだろう。
航空会社のアライアンスは大きく3つに分けられる。基本的には、各アライアンスの中で会社1社を選び、その航空会社にマイルを集約させる。
各アライアンスの航空会社一覧
活用しそうな順。マイレージを集中させる候補
- スターアライアンス
- 全日本空輸(日本)
- ユナイテッドコンチネンタル航空(アメリカ)
- ルフトハンザドイツ(ドイツ)
- エア・カナダ(カナダ)
- アシアナ航空(韓国)
- シンガポール航空(シンガポール)
- スカンジナビア航空(デンマーク)
- 中国国際航空(中国)
- ニュージーランド航空(ニュージーランド)
- オーストリア航空(オーストリア)
- ワンワールド
スターアライアンス | ワンワールド | スカイチーム |
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コラム:なぜ上の5つの航空会社が重要?
日本の基本はJALかANA
まず全日空・JAlは日本人として日本に生活しているから、ということになる。JALかANAのどちらかのマイレージプログラムには加入すべきである。
特典航空券というのは、会社によっては燃油サーチャージかかかる。しかも、短距離の方が特典にも交換しやすいし、特典との交換に必要なマイルが航空券の市場価値と比べて低い。
よって日本に住んでいるならば,このどちらかは持っていたい。
米国系は条件が良い
米国系のエアラインではマイレージプログラムが寛容なところが多い。
例えば、ユナイテッドでは特典航空券に燃油サーチャージかかからないという。また格安航空券でも100%のマイルが貯る。 よって、もしも米系以外の航空会社に乗る機会が圧倒的に高いなどの事情がなければ、米系がよい。
特典航空券でいきたい場所も、米国の場合が多いのでは?(例えば、ハワイ)
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